尖閣問題 政府見解はどう変遷したのか
膨大な国会会議録を徹底的に調査分析した初の成果 安保新時代の外交・安全保障を考えるための必読書
- 定価
- 11,000円(本体 10,000円)
- 刊行
- 2020/02/21
- ISBN
- 9784760152179
- 判型
- A5
- ページ数
- 900
- ジャンル
- 政治・経済・社会・教育・民族
内容・目次
内容
膨大な国会会議録を初めて丹念に調査。関係国の公文書や最新研究も参照しながら、問題発生の淵源と現実的な解決法を探る。尖閣諸島に関する国会での質疑応答を巻末資料として全文収録!
【著者略歴】
笘米地真理(とまべち まさと)
1971年東京都生まれ。中国・中山大学中退。2017年法政大学大学院公共政策研究科博士後期課程修了。博士(公共政策学)。青山学院大学法学部非常勤講師、法政大学大学院政策科学研究所特任研究員等を経て、現在、日本政治法律学会理事。著書に『尖閣諸島をめぐる「誤解」を解く――国会答弁にみる政府見解の検証』(日本僑報社、2016年)がある。
目次
はじめに 凡例――尖閣諸島について
尖閣諸島に関する年表
序章
第一章 尖閣問題の起源――日本、米国、「二つの中国」
第二章 政府見解の変遷――一九七〇年に尖閣の領有権を明言
第三章 一八八五年~一八九五年における尖閣領有過程の検証
第四章 米国の「中立」政策の背景と「先占」による領有「物語」の完成
第五章 日本政府による実務対応と中国側の対応
第六章 「尖閣問題」の起源としての琉球帰属問題と中国の沖縄政策
第七章 安保新時代における尖閣諸島問題
第八章 政治的解決へ
資料 尖閣諸島に関する国会における質疑応答
参考文献
あとがき
索引