子どもも大人も絵本で育つ
- 定価
- 1,870円（本体 1,700円）
- 刊行
- 2019/03/20
- ISBN
- 9784760149322
- 判型
- A5
- ページ数
- 146
- ジャンル
- 政治・経済・社会・教育・民族
内容・目次
内容
赤ちゃんからはじまる「子どもの育ち」は，けっして「すくすく」「まっすぐ」とばかりは言えない，「山あり谷あり」の物語です。子育て真っ最中の若いお父さんやお母さんにとっては，知らないことばかりで，不安になったり，落ち込んだりすることもあるでしょう。最近は，子どもを温かく見守ってくれる地域や親戚の大人たちが少なくなってきているのですから，へこたれて当然です。
そんなお父さん，お母さんに朗報です！ 絵本のなかには，「山あり谷あり」の子どもの育ちにしっかりと寄り添い，ついでに，読み聞かせる大人にも，いろんな発見をさせてくれるような，すばらしい絵本があるのです。そんな絵本を，毎年どんどん増えていく絵本の中からしっかりと選び出し，紹介したのがこの本です。
赤ちゃんからの育ちの道筋を発達心理学の視点を織り交ぜながら示し，「育ちのテーマ」にあわせて絵本を紹介していますので，目の前の子どもに「いま，ぴったりな絵本」を見つけていただくのにも便利ですし，通して読んでいただければ，「へえ，子どもってそうなんだ。おもしろい」と，肩の力がすっと抜けてきて，元気がわいてくることうけあいです。
子どもと一緒に，大人もすてきな絵本でリフレッシュ。
ともに育つことの喜びを，たっぷり味わってください。
目次
はじめに赤ちゃん
あそんでほしい
おなかがすいた
くっつきあって
ひとりでできた
おもしろいひびき
どんどん育つ
おいしくたべよう
ぐっすりねむろう
お外もなんだかおもしろそう
世界を感じたい
知りたがりの気持ちがむくむく
身体で言葉を感じる
なかまとともに
いっしょにあそぼう
泥んこだいすき
ともだちがほしい
身のまわりのふしぎ
大人へのあこがれ
思わず身体が動く言葉
自分を見つける
自分の見どころ発見
いつかはできるようになる
友だちって、いいもんだなあ
いたずらが子どもを育てる
自分を見つける
これがぼく、これがわたし
社会に目を向ける
はたらく
助けあいの社会
ルールとマナー
頼もしい大人
ご近所さんは社会への架け橋
地理に強くなろう
トラブルはチャンス！
冒険の手ごたえ
力をあわせて
人生、何が起こるかわからない
なんとかしなくちゃ
小さくても知恵があれば
ハッピーエンドはやる気の源
考える力
心が読めるからおもしろい
ぼくに気づいて
「ふつう」から飛び出して
自然は空想のゆりかご
お話の先が読めてくる
うまい計略にわくわくドキドキ
心の成長
心のなかの嵐
悲しみが心を深くする
たくましく生きたい
自然の美しさを感じる
つらいことをくぐり抜けて
人生の見とおし
自分を越えた長い時間
ブックリスト 自然・科学・季節・行事
著者紹介
絵本リスト