歴史好きのための古文書入門
今の日本人が失ってしまったもの、それはくずし字を読み解く力です
- 定価
- 1,980円(本体 1,800円)
- 刊行
- 2015/04/01
- ISBN
- 9784760145805
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 264
- ジャンル
- 古文書・くずし字
内容・目次
内容
歴史学に興味を覚えはじめた学生、歴史小説には飽き足らなくなった社会人だけでなく、すべての学習者のための「本当の歴史」の知り方を学ぶファースト・ステップ! 教師と生徒の対話形式で書かれた画期的な入門書。
【本書の構成】
序 僕らの古文書講座が始まる
第1章 僕らが過去を知る手段
①僕らが向き合う過去の痕跡
②文字を分類する――「古文書」と「古記録」
③古文書を読むということ
第2章 僕らの日常に潜む過去
①古文書と史実
②歴史ドラマと歴史学
③歴史小説と歴史学
④「江戸」幻想
第3章 江戸時代の文字と文章
①江戸時代の古文書を読む意義
②くずし字を読む「こころ」 その1
③くずし字を読む「こころ」 その2
終 僕らの古文書講座が終わる
【著者略歴】
高尾善希(たかお よしき)
1974年、千葉県千葉市生まれ。東京都町田市在住。立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程研究指導修了満期退学。博士(文学)。現在、立正大学文学部史学科非常勤講師。研究テーマは江戸・江戸近郊の地域史。江戸文化歴史検定協会など、首都圏各地で歴史講座・古文書講座の講師を務める。著書に『やさしい古文書の読み方』(日本実業出版社)、『番付で読む江戸時代』(共著、柏書房)、『徳川幕府と巨大都市江戸』(共著、東京堂出版)などがある。実弟は囲碁棋士の高尾紳路。