プルーストの浜辺 『失われた時を求めて』再読
プルーストをたのしく読みすすめるための、最良の道案内
- 定価
- 3,080円(本体 2,800円)
- 刊行
- 2012/07/01
- ISBN
- 9784760141494
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 344
- ジャンル
- 文学・エッセイ・ノンフィクション
内容・目次
内容
4種類の邦訳が刊行され、日本でも根強く読み継がれている、マルセル・プルースト『失われた時を求めて』。秀逸な作家論『プルーストの部屋』(中央公論社)を発表した著者が、第二篇「花咲く乙女たちのかげに」の舞台となった海にフォーカスをあて、印象派の画家らがこぞって描きはじめた海水浴や浜辺の文化を考察する。
★テクストに寄り添いつつプルーストの創作部屋の内的世界へと迫った前著とは反対に、プルーストの世界を外へと解き放つ思索を展開。
★著者が長年かけて収集した貴重な絵葉書や写真を掲載。テキストのみではわからないプルースト世界のヴィジュアルも理解できる。
目次
プロローグ第一章 浜辺の文化史
第二章 浜辺の画家たち-海と美術
第三章 花咲く乙女たちのかげに
第四章 パリを浸す浜辺
エピローグ
あとがき