ぼくたちが見た世界 自閉症者によって綴られた物語
- 定価
- 2,200円(本体 2,000円)
- 刊行
- 2011/10/01
- ISBN
- 9784760140398
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 272
- ジャンル
- 哲学・宗教・心理
内容・目次
内容
ニューヨークの自閉症児のための特別支援クラスで学んだ主人公、カムラン。級友のアンドレ、ランダル、クレイグ、エリザベス……そして恩師レベッカ。カムランは彼らを再訪する旅に出る。仲間たちのその後の人生と、彼らが見た世界を描き出すために。「自閉」のイメージをくつがえす、人間讃歌のノンフィクション。
【登場人物】
・カムラン:本書の主人公であり、語り手の「ぼく」。
・アンドレ:コンピューター技師。彼が手作りの人形を使って話しているときは、決して話をさえぎってはいけない。
・ランダル:自転車を溺愛するメッセンジャー。パートナーのマイクとの同棲生活は……。
・クレイグ:民主党のスピーチライター。人間関係が大の苦手。なのに共和党のパーティーへ出席するはめに……。
・エリザベス:ピアノに才能を見せ始めていた彼女の自死。その心模様をたどる。
・レベッカ:「あら、すっかりよくなったのね」──恩師との再会と語らい。
目次
プロローグ第1章 アンドレ
第2章 ランダル
第3章 クレイグ
第4章 エリザベス
第5章 レベッカとアイラ 先生たち
エピローグ