ウィキリークス革命 透視される世界
情報に誰でもアクセスできる世界においては福島原発事故後の日本政府・東電のような不透明な対応では誰も納得させることができない。
- 定価
- 1,980円(本体 1,800円)
- 刊行
- 2011/06/01
- ISBN
- 9784760139958
- 判型
- 四六判
- ページ数
- 236
- ジャンル
- 政治・経済・社会・教育・民族
内容・目次
内容
外交機密文書の大量公開で全世界を揺るがしたウィキリークス事件は、我々の社会全体をもはや後戻りできない地点へと移行させた。情報公開が民主主義を強くするという神話が脆くも崩れ、情報がすべて白日の下に晒されることになれば現在の政治・経済・社会システムが機能不全に陥ることが自明のこととなったのだ。この事実を知ってしまった私たちは今後、情報とどう向き合っていったらよいのだろうか。アサンジ氏とも親交があり、政治とインテリジェンスに精通した著者が、豊富な事例を参照しながらその答えを探る。来るべき時代を正確に見通すための必読書!
目次
第1章 ウィキリークスの時代第2章 ネットワーク政治の幕開け
第3章 稀少な情報から大量の情報へ
第4章 秘密会議室の扉を開け放て
第5章 世界中で広がる可視化ムーブメント
第6章 開かれた政府――ムーブメントか、それとも妄想か
第7章 秘密主義の終焉
第8章 ウィキリークスと可視化ムーブメントの未来