柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

横溝正史少年小説コレクション4 青髪鬼

青髪の怪人、仮面の殺人鬼、凶悪脱走死刑囚――三津木俊助と御子柴進はいかにして立ち向かうのか?未完作2篇も収録シリーズ第4弾!

定価
3,080円(本体 2,800円)
刊行
2021/09/22
ISBN
9784760153879
判型
四六判
ページ数
488

内容・目次

内容

横溝正史の少年探偵物語を全7冊で贈るシリーズ第4弾。
秋の空よりも青い頭髪の怪人物による復讐劇『青髪鬼』、どくろ仮面の犯罪者との秘宝をめぐる争闘『真珠塔』、人体改造を受けた脱獄死刑囚を首領とする凶悪集団の暗躍『獣人魔島』――いずれ劣らぬ怪事件・怪人たちに敏腕記者・三津木俊助と探偵小僧・御子柴進が挑む! ほかに短篇5作と、初単行本化の未完成作品『皇帝の燭台』「黒衣の道化師」を収録。
テキストはすべて、入手が困難な初出・初刊に準拠、横溝正史の真髄を伝えるとともに、資料的価値も十分満足させる、オリジナル決定版!


【目次】
青髪鬼
真珠塔
獣人魔島
ビーナスの星
花びらの秘密
『蛍の光』事件
片耳の男
謎のルビー
皇帝の燭台(未完作品)
黒衣の道化師(未完作品)


巻末資料
『真珠塔』(1954年版)まえがき
角川スニーカー文庫版解説(「青髪鬼」) 図子 慧
角川スニーカー文庫版解説(「真珠塔・獣人魔島」) 菅 浩江


【著者紹介】 
横溝正史(よこみぞ・せいし)
1902年生まれ、81年没。大正期より執筆活動を始め、雑誌「新青年」編集長として江戸川乱歩に名作『陰獣』を発表させるなど編集者としても活躍。戦後『本陣殺人事件』『蝶々殺人事件』を発表、前者で第1回探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞、以後『八つ墓村』『犬神家の一族』など、金田一耕助を主人公とする傑作群で探偵小説界の第一人者としての地位を不動のものに。70年代の角川文庫によるリバイバルと金田一シリーズの映画化によって大ブームとなり、最晩年には傑作『悪霊島』を発表、生涯現役を貫いた。作品は以後も読み継がれ、新たな映像作品化も数多い。


【編者紹介】 
日下三蔵(くさか・さんぞう)
SF・ミステリ評論家、アンソロジストとして精力的に活動。小松左京作品、連城三紀彦作品などのアンソロジーの他、『海野十三コレクション』(創元推理文庫)、今日泊亜蘭『最終戦争/空族館』(ちくま文庫)、『筒井康隆コレクション』(出版芸術社)、『皆川博子コレクション』(出版芸術社)『ミステリ珍本全集』(戎光祥出版)『横田順彌明治小説コレクション』『皆川博子長篇推理コレクション』(柏書房)など一連の「隠れた名作」の発掘で高い評価を得ている。


カラーチラシ(ダウンロードフリー。データの取扱いはサイトポリシーに準拠します)


目次

青髪鬼真珠塔

獣人魔島

ビーナスの星

花びらの秘密

『蛍の光』事件

片耳の男

謎のルビー

皇帝の燭台(未完作品)

黒衣の道化師(未完作品)


巻末資料

『真珠塔』(1954年版)まえがき

角川スニーカー文庫版解説(「青髪鬼」) 図子 慧

角川スニーカー文庫版解説(「真珠塔・獣人魔島」) 菅 浩江