柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

コロンブスの図書館

1539年、スペイン・セビーリャ――世界最高の図書館をつくりあげたのはコロンブスの息子だった

定価
2,970円(本体 2,700円)
刊行
2020/04/23
ISBN
9784760150908
判型
四六判
ページ数
416

内容・目次

内容

蔵書はあらゆる分野におよぶ3200冊。それでも持ち主が生涯をかけて蒐集したほんの一部だ。持ち主の名はエルナンド・コロン、コロンブスの私生児である。15世紀半ばのグーテンベルクの印刷革命から100年足らず、ルネサンス、宗教改革、大航海時代の最前線で世界のありとあらゆる情報を集めて目録化しようと試みた書物狂の知られざる物語。


【著者略歴】
著者
エドワード・ウィルソン=リー(Edward Wilson-Lee)
ケニアに生まれ、スイスを経て、オックスフォード、ケンブリッジで大学時代を過ごす。現在はケンブリッジ大シドニー・サセックス・カレッジで中世・ルネサンス文学を教える。主な著書にShakespeare in Swahililandなどがある。本書でジェイムズ・テイト・ブラック記念賞最終ノミネート、ヘッセル・ティルトマン賞受賞。


訳者
五十嵐加奈子(いがらし かなこ)
翻訳家。東京外国語大学卒業。主な訳書にニコラス・グリフィン『ピンポン外交の陰にいたスパイ』、ローラ・カミング『消えたベラスケス』(以上、柏書房)、ジョン・クラリク『365通のありがとう』(早川書房)、『ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館 シーズン1・2公式ガイド』(早川書房、共訳)、デボラ・ブラム『毒薬の手帖』(青土社)などがある。


目次

プロローグ セビーリャ 1539年7月12日

第1部 魔法使いの弟子

 第1章 大洋からの帰還

 第2章 純血の宮廷で

 第3章 預言の書

 第4章 父と子

 第5章 夜の知識

第2部 絵であらわされる言語

 第6章 靴と船と封?

 第7章 世界都市

 第8章 秩序の構造

 第9章 辞書の帝国

第3部 世界地図

 第10章 悪魔は細部に宿る

 第11章 故郷に勝る場所はなし

 第12章 切り取る

 第13章 壁のない図書館

第4部 ものに秩序を与える

 第14章 新たなヨーロッパ、変わらないヨーロッパ

 第15章 どこにもない国の王

 第16章 最後の指示

 第17章 エピローグ――船のかけら


謝辞

『コロンブス提督伝』に関する注記

訳者あとがき

出典について

図版一覧