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日本のヤバい女の子

日本のヤバい女の子

日本の神話や古典、民話を、登場する女性の心情に寄り添いながら大胆かつファンキーに読み解く、新感覚のイラストエッセイ。

著者 はらだ 有彩
名久井 直子 装丁
出版年月日 2018/05/25
ISBN 9784760149841
判型・ページ数 4-6・224ページ
定価 本体1,400円+税
在庫 未刊・予約受付中

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内容

イザナミノミコト、乙姫、かぐや姫、虫愛づる姫、皿屋敷・お菊――。
日本の昔話や神話に同情するエキセントリックな「女の子」たち。キレやすかったり、とんでもないものをくれたり、そもそも人間じゃなかったり。彼女たちは自由奔放に見えても、現代を生きる私たちと同じように抑圧のなかで懸命に生きた。
作者は、友達とおしゃべりするように、彼女たちの人生に思いをいたして涙を流し、怒り、拍手と賛辞を送る。ときには、ありえたかもしれないもう一つの人生を思い描く。時空と虚実を飛び越えたヤバい女子会が、物語という呪縛から女の子たちを解放する。
ウェブマガジン「アパートメント」の人気連載を、大幅加筆・修正しての書籍化。優しくもパワフルな文章に、フレッシュなイラストが映える、懐かしくて新しい昔話×女子エッセイ、ここに誕生!

 【無料お試し冊子はじめました。】

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・有隣堂 伊勢佐木町本店(横浜市中区)
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・本屋ルヌガンガ(香川県高松市)
・なタ書(香川県高松市)



無料お試し冊子はこちらからDL可能です。




【推薦】
●金井真紀(イラストレーター、『パリのすてきなおじさん』『はたらく動物と』)
古典に出てくる女の子を「読む」のではなく、「ツッコむ」「こねくり回す」「じゃんじゃん飛躍させる」スタンスが斬新。それってつまり「愛する」ってことだ。
作者の愛を浴びて、女の子の端くれであるわたしは元気になる。


【目次】
Ⅰ いなくなる女の子たち
 献身とヤバい女の子―――――おかめ(おかめ伝説)
 秘密とヤバい女の子―――――うぐいす女房(見るなの座敷)
 失望とヤバい女の子―――――女盗人(今昔物語)
 身だしなみとヤバい女の子――虫愛づる姫君(堤中納言物語)

Ⅱ キレる女の子たち
 我慢とキレる女の子たち―――飯食わぬ嫁
 仕事とヤバい女の子―――――鬼怒沼の機織姫
 第二の人生とヤバい女の子――鬼神のお松
 喧嘩とヤバい女の子―――――イザナミノミコト(日本書紀・古事記)

Ⅲ 人間やめる女の子たち
 変身とヤバい女の子―――――清姫(安珍・清姫伝説)
 贈り物とヤバい女の子――――かぐや姫(竹取物語)
 結婚とヤバい女の子―――――オシラサマ(馬娘婚姻譚)
 命とヤバい女の子――――――八尾比丘尼

Ⅳ 殺す女の子たち
 靴とヤバい女の子――――――お露(怪談 牡丹燈篭)
 別れとヤバい女の子―――――乙姫(浦島太郎伝説)
 幽霊とヤバい女の子―――――お菊(落語 皿屋敷)
 王子様とヤバい女の子――――ある末娘(猿婿入り)

Ⅴ ハッピー・エンドの女の子たち
 顔とヤバい女の子――――――鉢かづき姫
 距離とヤバい女の子―――――織姫(七夕伝説)
 理不尽とヤバい女の子――――トヨウケビメ(奈具の社)
 女とヤバい女の子――――――女右大将/有明の女御(有明の別れ)

あとがき

おまけ漫画 日本のヤバい女の子・ゴー・道成寺



【読者の反響】

●通信社記者、29歳

誰かに期待された役割のままで居続けることは窮屈だ。男・女ならこう。記者ならこう。「知ったこっちゃねえ!」と全てかなぐり捨てて自由でいたいけれど、そうもいかない。仕方がないから複数の役割を携(たずさ)えて、それでも、それらの役割に固定されきってしまうことには抗(あらが)って、生身の私は歪に生きてきた。

はらださんは、物語の中で役割をまっとうする女の子たちに思いを巡らし、対話し、友情を結ぼうとする。まるで、その役割から女の子たちを解放したいんだ! とでも言うように。すると、どうだろう。私たちの眼前に女の子たちの姿が鮮やかに立ち現れる。…すごい、まるで魔法だ。物語の女の子たちが、まるで生身の女の子のように動き始める。

女の子たちの人生は、破茶滅茶に理不尽だったり、不自由だったり、甲斐がなかったり、痛快だけれど孤独だったりする。でも私は女の子たちの感情を「知ってる」。だって、ああ。同じじゃないか。なんのことはない。女の子たちは私だ。完璧な理由がなくたって好きな服装と好きな勉強をしたいし、雑事で仕事を邪魔されたくはない。他人の決めたステージに引きずり出されることなく自分の武器で戦いたい。大事なあなたとの関係は愛おしすぎて名前が付けられない。

だからはらださんが女の子たちひとりひとりと対話することは、私を救う。あの日言いようのない気持ちを抱えて膝を抱えた私が、泣き叫んで地団駄踏んだ私が、はらださんの軽やかな言葉と力強くも可憐なイラストでいま、救われていく。

私は女として生きてきた。そしてこれからも、女として生きていく。そのことになんら不満はないし、結構満足もしている。けれど抗うことも、私はやめない。私として生きていくために。


●職業非公表、35歳

「もしかして、私のための本かなと思いました。
セクハラ、チカン、辛い恋愛、忘れられなくて、過去からの色々な呪縛にかかり苦しんだけど、著者が女の子たちの物語をほどくのと一緒に、解き放たれたような爽快な気持ちになりました。
溜まっていた汚い泥が昇華されて、小さい心は最後まで守られたような。
今まで読んだ中で、こんな風に血液にしみ込む本はなかった。心のお守りにします。」

<好きな女の子>
「女右大将/有明の女御」
義父に強姦され妊娠し破滅寸前の少女を、人生をかけて助けてあげる、この女右大将はマジ天使でした。男を装っても女に戻っても、愛は変わらず貫いた。愛の才能は男女を超えたところにあるのかなと思わせられました。


●図書館司書、26歳
千年前の女性たちが自分のクラスメイトのように感じました。
昔の物語の中には、すてきな女の子たちがいっぱいいて、古典や民話をもっと読みたくなった。

<好きな女の子>
「虫愛づる姫君」
友だちにこういう子がいたら共感できるような、応援したくなるような女の子です。真理を求めたいというまっすぐな気持ちと、控えめなところのある「女性らしさ」の両方に魅力を感じました。

●大学院生、23歳
「女の子」が1度は悩まされるあらゆる呪縛から自由になれるヒントが、ここに詰まっている。女の子が自由生きるためにはまだまだ時間がかかりそうだから、明日を元気に生きるための実用書として読んだ。

<好きな女の子>
「虫愛づる姫君」
一見、姫は虫を愛でる「変わり者」だけど、筆者の丁寧なガイドのおかげで、風習も気にして生きてる「普通の女の子」だったってこともわかる。それは私自身の姿でもある。
とびっきり何かひとつの事を究めるよりも、そこそこにあらゆること……愛嬌、身だしなみ、教養etc……があることを女の子は求められる。平安も現代も大して変わらないじゃないか。これが苦手な女の子はいつでもどこでもいる。
だけど、社会や男が求める「女」の枠組みで、姫は勝負しない。周りからナメられたって好きなものさえあればそれでいいってメンタリティが最高にかっこいい。



はじめに

Ⅰ いなくなる女の子たち
 献身とヤバい女の子―――――おかめ(おかめ伝説)
 秘密とヤバい女の子―――――うぐいす女房(見るなの座敷)
 失望とヤバい女の子―――――女盗人(今昔物語)
 身だしなみとヤバい女の子――虫愛づる姫君(堤中納言物語)

Ⅱ キレる女の子たち
 我慢とキレる女の子たち―――飯食わぬ嫁
 仕事とヤバい女の子―――――鬼怒沼の機織姫
 第二の人生とヤバい女の子――鬼神のお松
 喧嘩とヤバい女の子―――――イザナミノミコト(日本書紀・古事記)

Ⅲ 人間やめる女の子たち
 変身とヤバい女の子―――――清姫(安珍・清姫伝説)
 贈り物とヤバい女の子――――かぐや姫(竹取物語)
 結婚とヤバい女の子―――――オシラサマ(馬娘婚姻譚)
 命とヤバい女の子――――――八尾比丘尼

Ⅳ 殺す女の子たち
 靴とヤバい女の子――――――お露(怪談 牡丹燈篭)
 別れとヤバい女の子―――――乙姫(浦島太郎伝説)
 幽霊とヤバい女の子―――――お菊(落語 皿屋敷)
 王子様とヤバい女の子――――ある末娘(猿婿入り)

Ⅴ ハッピー・エンドの女の子たち
 顔とヤバい女の子――――――鉢かづき姫
 距離とヤバい女の子―――――織姫(七夕伝説)
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