初期日本国憲法改正論議資料

萍憲法研究会速記録(参議院所蔵)1953-59

初期日本国憲法改正論議資料

偶然発見された、1945年から46年にかけての新憲法制定過程の裏側がわかる一級資料

著者 赤坂 幸一
出版年月日 2014/02/01
ISBN 9784760143399
判型・ページ数 その他・規格外・1200ページ
定価 本体20,000円+税
在庫 在庫あり

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【本資料集の特長】
(1)我が国の憲政システム創設事情がわかる
 帝国議会貴族院における憲法審議のうち、諸事情によって公にされていない部分を、後世に語り遺すために研究会が発足。
(2)GHQにより立案された新憲法を再検討
 実際に運用され始めてから6年余を経て、日本の国情や民心に沿わない点について話し合うとともに、若手の議員官僚研究者らで構成された内閣の憲法調査会(1957年から1965年まで)での議論も意識しながら、率直な意見交換を行った。
(3)研究会としての新憲法案を作成
 1953年3月に自由党憲法調査会が、4月に改進党憲法調査会が発足し、同年以降、国会内外で憲法改正論議が隆盛を見せていた時期に研究会が発足。独自の草案を結晶化させ得なかった憲法調査会とは対照的に、保守的傾向にあることを自認しつつも具体的な憲法改正草案を作成し、これをもとにさらに議論を深化させた。
(4)資料の理解を助ける詳細な註・参考資料と索引付き
 本資料集は萍憲法研究会が開催した、現存する40回分の研究会速記録である。関連する参考資料や、登場する人物名や事象、原本の記述の様態などについての詳細な註釈を付し、併せて巻末に人名事項索引も付して利便を図った。

【萍憲法研究会とは】
1945年10月から始まった日本国憲法制定の過程に当事者として関わった貴族院勅選議員の有志たちが、1953年10月から1959年10月まで48回にわたって開催した半公式的性格の研究会(会は参議院議長公邸や議長秘書室などで実施された)。同会は(1)憲法制定時の裏事情や背景、および占領下であるがゆえに語れなかったことを後世に伝え遺すこと、(2)新憲法の現実の運用上の問題点を検討すること、(3)憲法改正案を作成することを目的に結成された。毎月第1第3月曜日に開催されたため、1958年2月までは「月曜会」と称された。

【研究会の主な参加者(年齢順)】(★は研究会の主導者。学界官界実務界の長老格と若手の憲法研究者で構成された)
山田三良(1869-1965) 国際私法学者。東京帝国大学法科大学教授。京城帝国大学総長。元法制局参事官。
★山川端夫(1873-1962) 加藤高明内閣・第1次若槻内閣の法制局長官。貴族院勅選議員。
岩田宙造(1875-1966) 弁護士。東久遍宮内閣・幣原内閣の司法大臣。貴族院勅選議員。
中川望(1875-1964) 内務官僚。大阪府知事。日本赤十字社副社長。貴族院勅選議員。
松本蒸治(1877-1954) 幣原内閣の国務大臣(憲法担当)。憲法問題調査委員会委員長。元法制局参事官。貴族院勅選議員。
小原直(1877―1966)司法次官。岡田内閣の司法大臣。阿部内閣の内務大臣。司法制度改正審議会会長。
★牧野英一(1878-1970) 刑法学者。東京帝国大学教授。元法制局参事官。貴族院勅選議員。
有馬忠三郎(1879-1958) 弁護士。日本弁護士連合会初代会長。
大谷正男(1883-1967) 大蔵官僚。宮内次官。貴族院勅選議員。
★高柳賢三(1887-1967) 東京帝国大学教授。憲法調査会会長。成城大学総長。
★小林次郎(1891-1967) 貴族院書記官長。貴族院勅選議員。1947年より参議院事務総長。
宮沢俊義(1899-1976) 憲法学者。東京帝国大学教授。貴族院勅選議員。
小野寺五一(1900―1979)貴族院書記官。参議院記録部長。東北電力顧問。
佐藤達夫(1904-1974) 法制官僚。片山内閣から第5次吉田内閣までの法制局長官。日本国憲法の中心的な立案当事者。
佐藤功(1915-2006) 憲法学者。内閣法制局参事官。

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