柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

天下人の一級史料 秀吉文書の真実

史料だけが知っている本物の歴史

定価
2,420円(本体 2,200円)
刊行
2009/06/01
ISBN
9784760135561
判型
四六判
ページ数
274
ジャンル
歴史・地理

内容・目次

内容

豊臣秀吉が実施した刀狩令、身分統制令、バテレン追放令などの重要政策を記した一級史料を正確に解釈し、学界での論争状況も織り込みながら、新解釈を提示して従来の説に対して疑問を投げかけていく。
また、2009年NHK大河ドラマ『天地人』の主人公・直江兼続が記したとされる「直江状」の真偽について、山本説を提示。


目次

第一講 刀狩令 第1章 島津家文書の二通の刀狩令

 第2章 さまざまな刀狩令

 第3章 刀狩令の収蔵状況

 第4章 刀狩令の広がり

 第5章 基本法令となった刀狩令  


第二講 「人掃令」と「身分法令」  

 第1章 秀次「人掃令」原本の確定  

 第2章 二通の「人掃令」?  

 第3章 秀吉「身分法令」の本質

 第4章 「人掃令」をめぐる論争の意義


第三講 バテレン追放令 

 第1章 バテレン追放令の解釈  

 第2章 バテレン追放令の伝達

 第3章 バテレン追放令の国内への布達 

 第4章 もう一つの「キリシタン禁令」 


第四講 豊臣政権の「取次」と奉行  

 第1章 豊臣政権の「取次」と「指南」   

 第2章 「御取次之筋目」とはなにか  

 第3章 五大老・五奉行制をめぐって  


補講 「直江状」の真偽