柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

季刊 東北学 [第2期・第15号(2008年春)] 特集〈新たな縄文像を探る〉

考古学をめぐるパラダイム転換

定価
2,096円(本体 1,905円)
刊行
2008/05/01
ISBN
9784760133567
判型
A5
ページ数
274

内容・目次

内容

捏造問題以降、考古学をめぐる状況は大きく変わった。新しい考古学は「人間学としての考古学」を目指すというが、それはどのようなものなのか。近年の考古学の新しい知見を紹介する。


目次

1.巻頭座談会「縄文社会とは何か」2-1.国武貞克「高原山遺跡発掘・旧石器考古学のいま」

2-2.小林克「森吉山ダムの発掘調査」

2-3.佐々木藤雄「東北の環状列石について」

2-4.佐藤鎮雄「押出遺跡の発掘」

2-5.堤 隆「神子柴遺跡・唐沢遺跡の発掘」

2-6.福田正宏「北方の考古学・アムール下流域と北海道の関連について」

2-7.山本典幸「縄文土器現象について」

3-1.連載・色川大吉「東北民衆史の水脈」

3-2.連載・谷川健一「日本民間信仰史研究序説」

3-3.連載・安斎正人「人間学としての考古学」

3-4.連載・高光敏「済州島の民俗」

3-5.連載・野本寛一「民俗学の眼」

3-6.連載・安井清子「ラオス・山からの伝言」

3-7.連載・関野吉晴「グレートジャーニー・人と文化の間」