丸山眞男と平泉澄昭和期日本の政治主義

昭和思想史の右翼的潮流を読み解き、日本ナショナリズムを再定位する

ともにマイネッケに感銘を受けた丸山の民主主義と平泉の日本主義には、論理的な連続性が存在している。三者の思想を比較検討し、戦前戦後を貫通する昭和ナショナリズムの近代的側面と、ドイツ・ナショナリズムとの相違点を描き出す。