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書籍詳細   柏の葉が季節ごとに色を変えます…
新シリーズ「ヨーロッパ歴史ノベル・セレクション」刊行開始!
『 道化と王』
著者: ローズ・トレメイン著 金原瑞人 小林みき訳 書影
定価: 2,376円(税込)
刊行日: 2016年1月
ISBN: 978-4-7601-4643-7
判型: 四六判・上製
総ページ数: 426頁
在庫状況: 在庫有り
 
内容: 「ご存知でしょうか。人間の心には――心臓という器官自体には――感覚がないのです」

時は1664年、イングランド王・チャールズ2世の御世。王の犬を治して、宮廷に取り立てられた醜男がいた。その名もメリヴェル。王に取り入り、利用され、這いつくばって生きていく。これは夢の続きの物語。

これを訳すのが20年来の夢でした!―――――― 金原瑞人


《おもな登場人物》
ロバート・メリヴェル…国王に取り立てられ、宮廷へ上がった医師。
チャールズ2世…イングランド国王。
ジョン・ピアス…医学生時代からのメリヴェルの親友。
シリア・クレメンス…チャールズ2世の愛人。
エリアス・フィン…肖像画家。メリヴェルに絵を教える。
キャサリン…ウィットルシー病院の患者。

 
【著者紹介】
ローズ・トレメイン Rose Tremain
1943年ロンドン生まれ。イーストアングリア大学卒業。1988年から95年まで同大学で創作文芸を教え、2013年からは総長も務める。本書「道化と王」がサンデータイムズ紙・ブックオブザイヤーになり、映画化もされる。『Sacred Country』でフェミナ賞外国小説賞、『Music and Silence』でウィットブレッド賞、『The Road Home』でオレンジ賞を受賞。

【訳者紹介】
金原瑞人(かねはら・みずひと)
1954年生まれ。翻訳家・法政大学教授。訳書に『豚の死なない日』(白水社)『青空のむこう』(求龍堂)『さよならを待つふたりのために』(岩波書店)『国のない男』(NHK出版)『月と六ペンス』(新潮文庫)『刑務所図書館の人びと ハーバードを出て司書になった男の日記』(柏書房)など。エッセイに『サリンジャーにマティーニを教わった』(潮出版社)、編著書に『今すぐ読みたい! 10代のための YAブックガイド150! 』(ポプラ社)などがある。

小林みき(こばやし・みき)
1968年生まれ。翻訳家。東京女子大学卒業。慶應義塾大学大学院修士課程修了。シモンズカレッジ大学院修士課程修了。主な訳書に、『マンデー・モーニング』(柏書房、共訳)『緑の使者の伝説(上・下)』(早川書房)「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズ(ほるぷ出版、共訳)「名探偵アガサ&オービル」シリーズ(文渓堂、共訳)などがある。
書 評
全国の書店の皆さまからのオススメコメントをいただきました!ご協力いただきまして誠にありがとうございます。以下、上段にオリジナルの文章全文、中段にPOP用にまとめたキャッチコピー、下段に訳者の金原瑞人先生のコメントを掲載いたしました。
皆様ご参考にしていただければ幸いです。   柏書房

■パルコブックセンター吉祥寺店 木幡宏美さん
最近、現代の話ばかり読んでいたので、海外の歴史小説は新鮮に感じました。洋服や屋敷の描写など、想像力を刺激され、(行けないけれど)当時のイギリスへ行ってみたくなりました。

  (抜粋してPOPに使用させていただきました)
  洋服や屋敷の模写など、想像力を刺激され、(行けないけれど)当時の
  イギリスへ行ってみたくなりました。

(金原瑞人先生からのコメント)
行くなら夏です。冬は寒そう。


■東北大学生協文系書籍店 小早川美希さん
正直に申しますと、このダメな男に次々と惹かれる女が現れるのが不思議です。魅力が最後までわからなかった。チラシの「若き医師」「青年」から想像した姿とはかけはなれてました。5ページ目ですぐ発覚。(37才…!?)。しかも腹出てる。エルフが一瞬でドワーフになった感じです。
運命的な出会いをしたひとりの女性も誰なんだ?と。キャサリンですかね、たぶん…。
仮タイトルにひっぱられた解釈ではありますが、メリヴェルを「恋」にかりたてる女たちは彼を堕落させてどんどんダメにしていくだけ。一方「愛」の対象であるピアス、陛下、家族はむしろメリヴェルに厳しく、行動を律し、欲望よりも美徳を求める。
特にチャールズ二世は試練を与え、救いを与え、神のような存在感です。
メリヴェルを平穏に導くのは神の愛、友人愛、家族愛であって、女たちとの恋ではないのだな、と。

愛には賢い愛と愚かな愛があるようです。数多の女との『愛』は、粗野で奔放で、彼を欲望のままに堕落させていく。厳しい言葉をぶつけ、試練を与えるものこそが彼を平穏に導いていく『愛』の姿なのだ。17世紀の英国を舞台にした歴史ノベル。

  (抜粋してPOPに使用させていただきました)
  愛には賢い愛と愚かな愛があるようです。数多の女との『愛』は、粗
  野で奔放で、彼を欲望のままに堕落させていく。厳しい言葉をぶつけ、
  試練を与えるものこそが彼を平穏に導いていく『愛』の姿なのだ。

(金原瑞人先生からのコメント)
賢い愛、見たことがありますか?


■神奈川大学生協書籍部 衛藤直子さん
いつの時代も変らぬ一人の若者の苦悩とこの時代の背景が生き生きと描かれていて、まるで日本文学を読んでいるようでした。こんな海外歴史小説もあるのかと驚きと新しい発見がありました。素晴しい日本語訳が海外文学を広げていくのだと思います。

  (抜粋してPOPに使用させていただきました)
  いつの時代にも変わらぬ一人の若者の苦悩とこの時代の背景が生き生
  きと描かれていて、まるで日本文学を読んでいるようでした。こんな海外
  小説もあるのかと驚きと発見がありました。

(金原瑞人先生からのコメント)
こんな海外小説、まだまだ、たくさん、あります!


■三省堂書店神保町本店 内田剛さん
セピア色の都市の色と時代の空気を色濃く映し、激しくも優雅に私たちを物語世界へと誘っていく・・・。冒頭から続く巧妙な仕掛けに知的好奇心は刺激されラストまで一気に読ませる構成も見事。
聖と俗、貴と賤、善と悪、静と動、生と死、光と闇・・・。
あらゆるこの世の対比がまばゆいまでに明滅し、人間の偽らざる素顔を暴き出す好著だ。

  (抜粋してPOPに使用させていただきました)
  冒頭から続く巧妙な仕掛けに知的好奇心は刺激され、ラストまで一気
  に読ませる構成が見事。聖と俗、貴と賤、善と悪、静と動、生と死、光
  と闇…。あらゆるこの世の対比がまばゆいまでに明滅し、人間の偽ら
  ざる素顔を暴き出す好著だ。

(金原瑞人先生からのコメント)
かっこよく、ほめすぎです!


■MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店 岩渕宏美さん
同じ過ちを繰り返してしまうのが人間なら、そんな愚かさすべてひっくるめて愛せるのも人間。だから好きですメリヴェル、と言いたいところだけどいまいち信じられなくて、そんなところも憎めません。ああ、だから、どうしようもないのに意外なほどモテるのね・・・!
本を閉じたあと、きっとこれからも懲りずにやらかしてくれるんだろうなと、思わずふふふ、と吹き出してから、続きが読めない寂しさに、私はやっぱりメリヴェルが好き、と確信しました。

  (抜粋してPOPに使用させていただきました)
  本を閉じたあと、きっとこれからも懲りずにやらかしてくれるんだろ
  うなと、思わずふふふ、と吹き出してから続きが読めない寂しさに、
  私はやっぱりメリヴェルが好き、と確信しました。

(金原瑞人先生からのコメント)
懲りないでしょうね。ぼくに似てます。


■ジュンク堂書店吉祥寺店 松川智枝さん
クエーカー教徒の生活ぶりなど興味深く読みました。精神病院のくだりとかもおもしろかったです。長さのわりにはすらすら読める小説だと思うので、時代は少し下りますがディケンズ好きetc…にアピールできたら、と思います。

  (抜粋してPOPに使用させていただきました)
  クエーカー教徒の生活ぶりなど、興味深く読めました。
  精神病院のくだりとかも面白かったです。

(金原瑞人先生からのコメント)
あそこの描写は、本当にすばらしい!


■ジュンク堂書店新潟店 涌井有紀さん
読んでいて“えっここでこういう行動をするの!”とか、“絶対そんなことしてはいけないって!”と教えてあげたくなるくらい、なんとも人間の欲とか、本能に素直な主人公メリヴェルに、きれいごとなど1つもない人間の本質や世の中の現実をみせてもらった気がして、読んでいてすがすがしかった。
また、人間も状況も、そのままでいることは決してなく、そこには時間の流れとともに、刻々と、変化がともなうが、物語の終わりのころのメリヴェルははじめのころのメリヴェルとは本質的なところは変わらないものの、もがきながら精一杯に生きていくなかで人間として一つの階段をのぼったような変化があって、親でもなんでもないのに、ほほえましく、そして安心した。
歴史小説ということを忘れてしまうくらい楽しく夢中になって読みました。

  (抜粋してPOPに使用させていただきました)
  人間の欲とか、本能に素直な主人公メリヴェルに、きれいごとなど
  一つもない、人間の本質や世の中の現実をみせてもらった気がして、
  読んでいてすがすがしかった。歴史小説ということを忘れてしまう
  くらい楽しく夢中になって読みました。

(金原瑞人先生からのコメント)
ぼく、メリヴェルにそっくりです!


■紀伊國屋書店広島店 藤井美樹さん
何という俗物!メリヴェルをそれ以外に表現できますか?利用されているとわかっていても捨てないで!と泣き、自分より下のものにはえらぶってみても強く出られると弱腰に。それなのに遂には誰よりも幸せを手に入れたように見えたのが不思議でした。剛毛の頭にかつらをかぶり、服には食べこぼしのしみがある。だけどやっぱり病気と立ち向かい、医者として働いている彼は魅力的に感じました。

  (抜粋してPOPに使用させていただきました)
  なんという俗物!メリヴェルをそれ以外に表現できますか?
  それなのに遂には誰よりも幸せを手に入れたように見えたのが不思議
  でした。剛毛の頭にかつらをかぶり、服には食べこぼしのシミがある。
  だけどやっぱり病気と立ち向かい、医者として働いている彼は魅力的
  に感じました。

(金原瑞人先生からのコメント)
ある種の神様ですよね。ギリシア神話に出てきそう。


■紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん
主人公がさまざまな愛にふれ、苦悩や葛藤をともないながらも生きていく姿が重厚に描かれていて、物語にどんどん引き込まれました。家族、友人、故郷へのさまざまな愛があふれていて、失ってはじめてその大切さに気がつくという描写に心が熱くなりました。また翻訳が非常に素晴らしく外国文学がはじめての方でもどんどん読めると思います!

  (抜粋してPOPに使用させていただきました)
  主人公がさまざまな愛にふれ、苦悩や葛藤をともないながらも生きて
  いく姿が重厚に描かれていて、物語にどんどん引き込まれました。
  翻訳が非常に素晴らしく外国文学がはじめての方でもどんどん読めると
  思います!

(金原瑞人先生からのコメント)
宗岡さんのような方が、日本にもっと増えてくれますように!!
 


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