柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

季刊 東北学 [第2期・第14号(2008年・冬)] 特集〈東北の森 一万年の旅〉

東北のブナ林から発信する森林の新たなイメージと方法

定価
2,096円(本体 1,905円)
刊行
2008/02/01
ISBN
9784760133178
判型
A5
ページ数
196

内容・目次

内容

多種多様な植生と、豊かな動物たちの生態系を持つ日本各地の森林。森の活用、森づくり……森と人間の歴史と現状を見わたし、自然との関わり方を考える。


目次

特集〈東北の森 一万年の旅〉

[座談会]

日本の森の環境と人々の関わり    太田 威×姉崎一馬×田口洋美


[論考]

東北の森の生態系史    辻 誠一郎

東北の森と生態    沖津 進

森林の学術利用    酒井秀夫

東北における野生動物管理の源流    三浦慎悟

東北の森を歩く    草刈広一

世界遺産のある山 白神山地の森林のいま    牧田 肇

辺境と森林セラピー    平野秀樹


[連載]

■人間学としての考古学 第1回

   色の考古学    安斎正人

■日本民間信仰史研究序説 第11回

   四国遊行のヒジリたち    谷川健一

■済州島の民俗 第14回

   アナグマの伝承と狩猟    高 光敏 (李 恵燕・訳)

■ラオス 山からの伝言 第14回

   モンは米食民族か?    安井清子

■モノからみる韓国 第2回

   メジュ    李 恵燕


[東北学の窓]

時評:狩人への視線    田口洋美

書評:芸能の社会学的研究の成果    菊地和博

書評:民俗世界を探る〈感性〉    岸本誠司


[口絵]

■グレートジャーニー[人と文化の間 第14回]

■大河と人々の暮らし 第5回

   メコン川    関野吉晴


執筆者一覧/編集後記