柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

絵解き 幕末諷刺画と天皇

江戸っ子たちは諷刺画の謎解きを楽しんでいた!

定価
7,150円(本体 6,500円)
刊行
2007/12/01
ISBN
9784760132478
判型
B5
ページ数
268
ジャンル
歴史・地理

内容・目次

内容

2008年の大河ドラマの主人公・天璋院篤姫をはじめ、悲劇の皇女・和宮、最後の将軍・徳川慶喜、そして官軍の大将・睦仁天皇(明治天皇)が描きこまれた戊辰戦争期の諷刺錦絵40点の絵解き謎解きを楽しむ。オールカラー。


目次

一 諷刺錦絵の登場と流行──錦絵の世界が変わった    1 錦絵のいろいろ──この本のはじめに

    2 諷刺錦絵の登場

    3 二つのピーク──鯰絵と麻疹絵


二 高まる江戸庶民の政治関心

    1 諷刺諸文芸の大流行

    2 変貌するかわら版

    3 政治情勢を知らせる町触の徹底周知

    4 戊辰戦争諷刺錦絵のアウトライン


三 戊辰戦争諷刺錦絵は語る

    A 鳥羽・伏見開戦から江戸城開城まで

    B 江戸城開城から列藩同盟成立まで

    C 列藩同盟成立直後 閏四月末から五月中まで

    D 会津城攻防戦前後


この本のおわりに──戊辰戦争を見つめた江戸庶民の願い

    戊辰戦争諷刺絵を振り返って

    戊辰戦争諷刺絵に込められた願い

    戊辰戦争諷刺絵の意義

    あとがき


戊辰月日表 《江戸庶民にとっての戊辰戦争》

    収録資料出典一覧


コラム