柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

方法としての東北

東北からあらゆる「地域学」へ、開かれる知の回路

定価
3,080円(本体 2,800円)
刊行
2007/10/01
ISBN
9784760130214
判型
A5
ページ数
236

内容・目次

内容

「東北とはなにより、ひとつの方法的な場所である」──東北を拠点に、その歴史・民俗文化の多様性を明らかにしてきた著者の眼差しは、それぞれの地域の多様性へと向かう。『東北学へ』三部作(作品社)以後の論考をまとめた論文集。


目次

第一章 東北から日本を開くために  Ⅰ 東北学/いくつもの日本を抱いて 

  Ⅱ 日本像の転換をもとめて 

  Ⅲ 森を喰らう文化/谷を占める文化


第二章 東北、歩行と思索のなかで

  Ⅰ 川の記憶、一枚の名所絵図から

  Ⅱ 雑穀と炭焼きのムラにて 

  Ⅲ 北へ/北からの比較民俗学へ

  Ⅳ 縄文文化と現代 

  Ⅴ 北東北学は可能か 

  Ⅵ 聞き書き、物語と歴史のはざまに 

  Ⅶ 内なる異文化への誘い


第三章 方法としての地域へ

  Ⅰ いま、故郷はどこにあるか 

  Ⅱ いま、地域はどこにあるか 

  Ⅲ 方法としての地域は可能か