柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

太政官期 地方巡幸史料集成 第2回配本 (全8巻)

定価
275,000円(本体 250,000円)
刊行
1998/03/01
ISBN
4760115048
判型
ページ数
4,476

内容・目次

内容

地方民情,物産,教育,警察,裁判所など明治初期の各地の詳細が,各種報告書,統計,地図などで明らかになる。地方史研究には欠かせない興味深い一級史料。明治11年の北陸・東海道巡幸,明治13年の中央道巡幸の史料を収録。


【本史料集の概要】
◆太政官期に実施された六大地方巡幸に関する史料を集大成し、三回に分けて配本。公的記録を基本にその全貌が明らかになるよう編集した。
◆各史料ごとに、内容を概観できる頭注を付した。また関連史料も容易に参照できるよう各巻ごとに史料番号を付した。
◆国立公文書館、内閣文庫、宮内庁書陵部がそれぞれ所蔵する膨大な史料を精査、編集。
◆史料は、影印版を基本として収録するが、臨時帝室編修局収集史料は、すべて翻刻した。ほか、人名簿なども翻刻した。
◆本史料集は『公文禄』に収められた「巡幸雑記」の多くを採録しているが、『公文禄』は1998年に重要文化財に指定され、通常の閲覧は差し止められた。本史料集の価値がいっそう高まったといえる。
【史料収録の基準】
①地方状況を示すもの―地方官が提出した各種報告書、奉答書、巡幸沿道の略図、行在所の配置図、巡幸に「先乗り」した人々の報告や指示、随行員の見聞録など。
②巡幸の実施方法を示すもの―太政官・地方官の往復文書、巡幸部隊と太政官の往復文書、太政官・地方官による巡幸先への指示・命令など。
③天皇自身の行動を示すもの―巡幸を経験した地方の古老たちへのインタビューなど。


目次

明治11年 北陸・東海巡幸(第9巻~第12巻)一〈「巡幸雑記」〉明治13年 甲州・東山道巡幸(第13巻~第16巻)〈『東海東山巡幸目記』「巡幸雑記」〉