柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

性と宗教 タントラ・密教・立川流

タントラ、シャクティ、髑髏本尊・・・眩暈する性の宗教の深淵

定価
2,200円(本体 2,000円)
刊行
2000/05/01
ISBN
4760119299
判型
四六判
ページ数
216

内容・目次

内容

身体でオルグする仏菩薩!女犯は是即身成仏?立川流髑髏本尊の作りかたとは?「悟り」か「破戒」か。命題に苦悩する人々をよそに、性を肯定する教えは確実に広まり、今日まで命脈を保った。古代インドのシヴァ神に始まり、インド・チベットの真言密教、立川流、摩多羅神、天台宗玄旨帰命壇など、仏教史・日本史の中に垣間見える性の神々、性の宗教を探求する。


目次

一 インド古代の宗教と性 奔放なインド古代の神々の性

 淫欲是道を説いた龍樹菩薩

二 セックスで教化する神々

 十一面観音―聖天に身体を許して教化する

 吉祥天―優婆塞に身体を許して教化する ほか

三 性と悟り

 インド真言密教の解脱法

 ネパールの不動明王のシャクティ ほか

四 密室の宗教

 髑髏本尊作りに伴う性行為

 三賢一致書による性のとらえ方

五 性と宗教の深淵

 立川流は男女不二をもって原理とする

 陰陽石と塞の神と性神 ほか