柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

宮沢賢治 文語詩の森 第3集

文語詩は、宮沢賢治のαでありωである。つまりそれだけ難関だということだ。

定価
2,640円(本体 2,400円)
刊行
2002/07/01
ISBN
4760122621
判型
四六判
ページ数
303

内容・目次

内容

文語詩稿 五十篇・一百篇・未定稿より34篇につき、その作品本文、語注、監賞を掲げる。巻末に参考文献目録を添えた、もうひとつの賢治詩世界への誘い。


目次

発刊に際して—外山正凡例


文語詩稿五十篇より

〔雪うづまきて日は温き〕—奥山文幸

〔こらはみな手を引き交へて〕—信時哲郎

〔萌黄いろなるその頸を〕—木村東吉

流氷—平澤信一

〔毘沙門の堂は古びて〕—対馬美香

風桜—小林俊子

萎花—中谷俊雄


文語詩稿】百篇より

選挙—森 三紗

保線工手—伊藤眞一郎

種山ヶ原—伊藤光弥

心相—水野達朗

老農—大沢正善

来々軒—村上英一

市日—佐藤栄二

副業—大島丈志

塔中秘事—島村輝

岩手山巓—八田二三一

〔銅鐸と看版 トロンボン〕—長沼士朗

涅槃堂—大角 修

黄昏—宮沢俊司

氷上—外山 正

〔すヽきすがるヽ丘なみを〕—三神敬子

〔一才のアルプ花崗岩を〕—細田嘉吉

庚申—赤田秀子


文語詩未定稿より

八戸—中川真平

〔弓のごとく〕—久保田恵子

1076 病中幻想—富山英俊

〔馬行き人行き自転車行きて〕—天沢退二郎

雪峡—富樫 均

四八黄泉路—入沢康夫

盛岡中学校—仙石 規

僧園—梅田えりか

不軽菩薩—萩原昌好

〔われはダルケを名乗れるものと〕—秋枝美保

あとがき—編集委員会

宮沢賢治・文語詩稿に関する参考文献目録 補遺 その二—編集委員会

章扉写真提供 中谷俊雄