柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

少年犯罪と子育て 元家裁調査官からの直言

そのとき親はどう向き合うか!

定価
1,980円(本体 1,800円)
刊行
2001/06/01
ISBN
4760120874
判型
四六判
ページ数
208

内容・目次

内容

万引きや窃盗から凶悪な少年事件まで、非行少年たちを見つめ続けた元家庭裁判所調査官が、その経験にもとづき、親をはげまし、学校に直言するメッセージ。非行と気づいた時からの親の腹のくくりかた、非行からUターンする子・しない子、「世間との無理心中」を図った凶悪事件の子供たち、いま厳罰主義に反対する理由など、感情論議を排して現場主義感覚に立ったあたたかい発言が親と子どもを救う。


浅川道雄(あさかわみちお)=1931年東京生まれ。学習院大学哲学科卒業。東京家庭裁判所少年係調査官として長年勤務し、数々の少年事件にあたる。1992年退職後も、自助グループ・「非行」と向き合う親たちの会や教育相談活動など、少年非行の先端で活動を続ける。また、日本の子供を守る会副会長として子供の権利条約の普及や講演活動などに、多忙な日々を送る。著書は『「非行」と向き合う』など多数。


目次

1章 「家裁の人」の仕事とは2章 私の出会った非行少年たち

3章 非行少年の鏡に映る子育てと学校

4章 親はまず腹をくくりなさい

5章 17歳で人生を捨てようとする犯罪少年

6章 なぜ厳罰主義に反対するか

<資料>改正少年法・教育基本法・子供の権利条約