柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

朝鮮人強制連行調査の記録 <大阪編> 大阪編

定価
2,563円(本体 2,330円)
刊行
1993/05/01
ISBN
4760109536
判型
ページ数
288

内容・目次

内容

〈四国編〉に次ぐ本編では,新しく,戦時体制下における,都市部型強制連行の展開と実態に焦点をあてる。また,秘匿されていた新資料を数多く掲載。在日の街大阪への強制連行者数も,本書によってはじめて明らかになった。教育関係者必読。


目次

第一章 大阪と在日朝鮮人1 強制連行前史

 ・猪飼野の朝鮮人

 ・生駒トンネル

 ・岸和田紡績

 ・光明池の堤防工事

2 強制連行概史

 ・大阪の工業及び軍事上の位置

 ・治安・管理体制と抵抗

 ・空襲と犠牲者

 ・大阪の特徴

第二章 現地調査報告

1 多奈川の潜水艦工場

2 大阪陸軍造兵廠

3 「タチソ」旧陸軍高槻地下倉庫

4 生玉公園地下壕

5 ドンズル峯地下トンネル

6 大正飛行場と大阪陸軍駒ケ谷地下疎開工場

第三章 強制連行体験者の証言

第四章 強制連行関連企業

軍需・兵器生産工場関係/造船関係/輸送関係/飛行場関係/地下工場関係

第五章 資料・年表

1 知事引継喜(「特高課関係事務引継書(内鮮問題に対する大阪府根本方針)」1941年、を含む)

2 朝鮮人強制連行・強制労働のあった企業及び跡地

3 大阪府朝鮮人史年表