柏書房株式会社KASHIWA SHOBO

図説 江戸・東京の川と水辺の事典

江戸研究、都市河川の古典『江戸の川・東京の川』から25年 江戸・東京研究の第一人者が描き出す、知的刺激に満ちた研究の集大成

定価
13,200円(本体 12,000円)
刊行
2003/05/01
ISBN
4760123520
判型
B5
ページ数
464
ジャンル
歴史・地理

内容・目次

内容

「都市」とは、情報を含めたヒトとモノの交流の場、すなわち異なる価値観を持つ者たちが出会い、情報やモノを比較・検討し、相互に納得して交換や売買をする場“いちば”であった。江戸・東京の“いちば”としての機能は、時代の激変を乗り越えて約千年もの間、連綿と続いている。本書は、江戸・東京の川の移り変わりを、この地の“いちば”機能の変化を通じてみていくことになる。


【本書の特色】
○江戸・東京を舞台に、環境、土木、都市計画、産業、交通、文化・・・あらゆる側面から、川と人間の諸活動、都市形成との関係を読み解く
○江戸以前、江戸、東京以後・・・かつての川、東京湾、集落・都市、川の系統・変遷、地名が一目瞭然
○江戸以前、江戸、東京・・・首都圏の河川を網羅した初めての事典
旧河川も含め江戸・東京を中心に首都圏を流れる川を水系ごとに網羅し、解説



目次

【おもな内容】川は沈む――都市河川/都市河川の誕生/中世の江戸水系と湊/江戸・東京の水系(多様な江戸・東京の河川、「東京下町低地」を流れる川の水系、江戸、東京湾水系、関東山地からの水系)/江戸の水系と上水/利根川東遷物語/水運手段の近代化

(付編)利根川水系/荒川水系/墨田・江東区の水系/東京湾水系/多摩川水系/鶴見川水系/東京の新しい川―埋立地のあいだ